H邸の場合
■Hさま邸 竣工2011年11月
■1階床面積 : 63㎡(19.1坪) 2階床面積 : 59㎡(17.8坪) 延べ床面積 : 121㎡(36.6坪)
■熱損失係数 Q値 1.91 夏期熱取得係数 μ値 0.052
■太陽光発電 3.6kw (ほぼ南向き)
■太陽光発電のデーター
このデータは、お客様自身が取られた物をそのまま使わせていただいております。 本当に素晴らしい事です。 感謝しかありません。 |
17ヶ月分のデーターを集計した集計表と、それを分かりやす い形で表したグラフです。
まず左のグラフは電気の使用量と買電量を表したもの。 冬場に電気使用量が増えているのは、蓄熱式暖房機がずっ と付いているため。
だから温度はずっと20℃くらいをキープ
逆に夏場に減っているのは、高い断熱性能のおかげでエア コンをほとんど使用しないため
|
そして次ののグラフは電気の支払いと太陽光で売った金額を 表した物
冬場は電気使用量が買電量を若干上回りますが、その他 は使用量よりも買電量の方が上回っているのが分かります 結果
17ヶ月の使用料金 127,880円
買電料金 274,416円
|
これには、日中太陽光発電で発電した電気をそのままイレクトに使用した分、上の表で赤字で書いてある部分
2012/6/9時点での積算発電量:7741kW → 約1738kW(=7741-5717-286)は自宅で消費
は入っていないので、実際にはこれ以上のプラス分があることが分かります。
は入っていないので、実際にはこれ以上のプラス分があることが分かります。
■考察
太陽光発電で、とにかくいっぱい買電しようと思ったら
・めいっぱい、こんかぎりセルを載せる
・電気を極力使わない
この2点しかありません。
要するに
収入を増やして、消費をしない、これが一番、ということです。
で,H邸を考えてみると
太陽光発電が3.6kwという数字
これは、とにかくめいっぱい載せた、というものではありません。
それでもこれだけの数字が出てくるというのは、支出が少ないから。
これはとりもなおさず、断熱、遮熱といった基本的な事をいかに大切にするかということにかかっています。
最近、ゼロエネルギー住宅とか言いますが、無理をしない範囲でそうなっているのが嬉しいですね。